【八十神の舞】神々の舞う地、神代市を舞台につむがれる物語。

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王道のエッセンス(26)【転機は突然に】

絶望の起死回生をはかり、新たな戦場を求めて動き出した。

すると、思いもよらぬ出会いが彼に訪れることとなったのだ。
それは、自分にないものとの出会いだった。

自分にないもの……
資金か、人脈か、知謀か。

戦うことをその生業としてきた傭兵の彼、出自によってそれらのいずれかが大きく欠け、また大きく得ているものだ。

そうやってみたとき、転機となる出会いはそれらのいずれかに長けた相手であるだろう。

お互いに補い合う関係となったとき、彼の王への道は一気に具体的なものとなっていくのであった。


しかし、ここで一つ例外的な存在についても触れておくべきだろう。
確かに、欠けたパズルのピースを互いに持ち寄り王の絵画を完成させるのかもしれない。
だが、なかにはそれを一人で行ってしまう存在もまたいるのだ。
それを伝説の英雄などと表現してしまうのであろうが……

天才や英雄は模倣の対象とはならないという故事があるように、彼が自分の力のみを頼りに暴走をすることがあれば、後々悪い結果をもたらすこともあるだろう。

(つづく)


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