【八十神の舞】神々の舞う地、神代市を舞台につむがれる物語。

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2009年08月24日

王道のエッセンス(30)【本歌取りとパクリの違い】

  はい、久々の王道のエッセンスです。

今回もグイン・サーガを読んでいて知った事をお話しします。


本歌取りって言葉を知ってますか?

恥ずかしながら僕は知りませんでした。

では、一部抜粋します。

本歌取りとは、平安時代に、前にこれこれの歌があるのをふまえて、それの内容を当然誰もが知っているものとして、それをもじったり、発展させたような歌をよむ、という技法のことです。

で、パクリは何かと言ったら、抜粋した本によれば……

パクリとは、前に先行するそういうのがあるのを無視してあたかも自分が考えついたような顔をして「いただいちゃう」こと。

だそうです。

なるほど納得。

加 えて言えば、「本歌取り」は「もちろんあの歌があるのはご存じですよね」というのを前提にして、むろん見る人もそれが「本歌取り」であることはすぐわかっ てくれるだけの教養がある、ということを前提にして、先行する「本歌」とつかずはなれず微妙な関係を楽しむ優雅な遊びのこととも言っています。

これは、安易にパクリとかいうと、えらく失礼なことになりかねない場合もあるな~とか思いました。

でもどうなんだろう。
最近はパロディネタ漫画が多い気もする。

あれはあれであからさますぎて意味も変わってくるしな~

難しい……



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2009年05月15日

王道のエッセンス(29)【秘密は蜜の味】

前回は秘密の王女でしたね。

で、今回は秘密、と。

誰でも秘密はもっています。
でも、それは独りで抱え込むもので、あまり密の味とも言えません。

ですが、これがその秘密を知るものが複数となったとき、仄暗くも甘美な魔力を放ちはじめます。

そしてその一番の恩恵に与れるのは傍観者(読者)なんですよね。

・なんでそこで気づかないんだよ!
・アンタ今一言多くいってたらバレてたよ!
・そんな不用意に冗談のネタで秘密を口走るなよ!
・この秘密、ここでバレちゃったらどうなるんだろう?

あれやこれやと思い浮かべたり、それを肴にコミュニティができたりするでしょうね。

とはいえ、その秘密がちっぽけでもいけない。
一つバレれば世界を大きくかき回すようなリスキーな秘密ほどいいかもしれない。

う~ん。魅惑の輝きを放てる秘密。
どう醸し出すかなぁ~



(つづく)


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2009年05月01日

王道のエッセンス(28)【秘密の王女】

【秘密の王女】

また、王女様に話題を戻します。

王女様のなかには隠された秘密の王女がいますね。

まぁ、王女様に限ったことではないのですが、本人すらその事実を成人するまで知らなかったというパターンがほとんどでしょう。
まぁ、いずれにせよ身分を隠されているが、実は国を揺るがすほどの存在足り得るでしょう。

神々(作家)達としては、そうさせる期待を人々(読者)に持たせながら先に延ばし、なるべく劇的な展開の時に使う一手にしたいところです。
主人公やナレーターに、『この縁が後々この国を救うことになるだろう』的な予言を語らせるのみにして、ね。

とはいえ、この手の王女様にも何パターンかがあると思います。

よく使われるのは、男装の麗人。盗賊や海賊なのに気品がある。王位や国民よりも魔道に身を落とす。動物や魔女に育てられる。敵や暗殺者の手で育てられる。

まぁ、いろいろありそうです。

さてさて、どんな秘密の王女がいいかしら。



(つづく)


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王道のエッセンス(27)【傭兵王の誕生】

【傭兵王の誕生】

さて、転機をモノにすることができた彼は、更に階段をのぼり続ける。
彼にはそれが血のカスケード(流水階段)で あることがわかっていた。血は今まで倒してきた幾多の敵だけではなく、自分を慕ってついてきた者達のそれすらあった。彼は時に立ち止まりたくなる衝動に駆 られる。だが、のぼり続けるほか無いのだ。今まで流れていった血の一滴をも無駄にしないために。

そうして、ようやく頂点へとたどり着いた。

いや、正確には最上段に片足を踏み出しただけなのかもしれない。
その帰趨はこれからの彼の行動や心がけ次第となるだろう。

傭兵の身から数多の冒険の果てに、馬鹿にさえしていた吟遊詩人が奏でるサーガの主人公とすら成り仰せた希代の成り上がり者。
自らの力のみではなく、運命の神が紡ぎ出す模様を形作る一本の糸の魅せた鮮やかな色合い。

様々いわれようと彼は彼でしかなく、野望の叶った先は見えていなくもある。

彼がこの先、王を続けるのか、きままな傭兵家業にもどるのか、いまはまだ彼自身すら混沌とした心の内を扱いかねているのであった。


(つづく)


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2009年04月22日

王道のエッセンス(26)【転機は突然に】

絶望の起死回生をはかり、新たな戦場を求めて動き出した。

すると、思いもよらぬ出会いが彼に訪れることとなったのだ。
それは、自分にないものとの出会いだった。

自分にないもの……
資金か、人脈か、知謀か。

戦うことをその生業としてきた傭兵の彼、出自によってそれらのいずれかが大きく欠け、また大きく得ているものだ。

そうやってみたとき、転機となる出会いはそれらのいずれかに長けた相手であるだろう。

お互いに補い合う関係となったとき、彼の王への道は一気に具体的なものとなっていくのであった。


しかし、ここで一つ例外的な存在についても触れておくべきだろう。
確かに、欠けたパズルのピースを互いに持ち寄り王の絵画を完成させるのかもしれない。
だが、なかにはそれを一人で行ってしまう存在もまたいるのだ。
それを伝説の英雄などと表現してしまうのであろうが……

天才や英雄は模倣の対象とはならないという故事があるように、彼が自分の力のみを頼りに暴走をすることがあれば、後々悪い結果をもたらすこともあるだろう。

(つづく)


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王道のエッセンス(25)【夢と現実】

何故か、幸運にも、王の道を歩かんが為に動き出したとき、色々なものが舞い込んでくるのだった。

彼は一国一城の主たるを夢見た。

しかし実際にはたった一人でしかなく、仲間も資金すらもなかった。
王侯貴族の知り合いもなく、また知っていたとしてもおいそれとは近づけない処に上っていって……いや、彼が下がってしまったために二度と顔を見合わせることができない処に来てしまったのだ。

王子様編の時にいっとき交わった傭兵と王子の友情、盗賊と王女の危険な恋、いずれにせよ、この時のクロス・ポイントでは彼に何ら現実的な影響を与えはしなかったのだ。

しかし、起死回生の一手は戦場、あるいは冒険の場にこそ見いだせるのかもしれない。

現実が、傲慢なまでにその王錫をふるう時、王と成るを諦め心折れかけたその時、自分の原点に立ち戻った彼の運命の輪は激しく廻り始めるのであった。



(つづく)


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2009年04月20日

王道のエッセンス(24)【愚者のみる夢】

立身出世の最高峰!
男なら一度は夢みる一国一城の主!

いつの時代もシンプルかつ壮大な漢のロマン!

過去の影響も受け、激しくかつ狡猾な性格を形成された彼は、人から指図されることを最も嫌い、自分が納得できない限りは一時でさえ自分の剣を他人に捧げたり、預けることはしない。
例え他人から不器用と言われ続けることになっても、自分自身を曲げるという言葉は知らない。
そんな信念が、自分は王になることが当然。一国一城の主などという小さな野望に収まりきれない膨らみ続けるうつろな夢。

しかしそれは、彼の根幹をしろしめす魂が風のそれであることに因る部分が大きいのかもしれない。

一国一城の主、皆の王である以前に、彼は自分自身の王なのだから。

しかし、現実の王となろうとするとき、それだけ追う責任やしがらみが増え続け、実は、本当は自分は王たる器ではなく、何もできない大言壮語を吐く一介の傭兵、良くいえば武人であることに気づくのかもしれない。

夢はなんと甘く、甘美な果実で、人を誘惑しておかない魅惑の温もりをもっているのだろう。
しかし、それが寝てみる夢でしかなく、うつつでみる夢には茨に巻かれたような痛みを伴うことに彼はこれから気づいていくのだろう。


(つづく)


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2009年04月19日

王道のエッセンス(23)【出会いの楔】

彼の少年時代は、出生~幼少期の影響をモロにうけつつも、生き残るためのしたたかさを自然と身につけながら少年へとなっていきます。

そして少年時代には出会いが待っているのです。
この出会いは、おそらくこの少年のなかに一生残る思い出として、そして大人になってからの思いがけない再会の伏線となるものでしょう。

・自分より力は弱いが知力に秀でた友人。
・病弱で極貧の生活をしている死に逝く少女。
・奴隷商人にさらわれた初恋の年長の少女。
・いつも腕力にかけてボスを気取っている初めてのライバル。
・ひょんなことから知り合うに至った身分違いの友人。
・本当の友となりえる、うまの合う少年。
・事故や苦難に共に遭遇し、乗り越えたときに友情、あるいは敵意を持つに至った少年。

まぁ、ざっとあげてもこのくらいはでますね。

どれもこれも色々な華々しい展開にしていける要素が沢山です。

甘く、切なく、苦々しい少年の思いでが、ようやく傭兵家業を生業とする青年となった少年に一つの夢を持たせる事になったんですねぇ~

さて、この数回で彼の夢を構成する要素が出揃って来ました。

今こそ、夢に向かって動き出すときです。


(つづく)


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2009年04月17日

王道のエッセンス(22)【ほの暗く甘い追憶】

傭兵になるに至った彼の過去は如何なるものなのか。
語るときはきっとまた別な場面を彼に準備してあげるべきでしょうね。

とはいえ、どんな過去があったのか?
そこのみを考えてみましょうかね。

まず、そもそもが彼の生まれた状況からでしょうね。
それによっては彼の両親についても劇的に? 考えなくてはなりません。
ここで何かエッセンスを投入するなら、異常な出生とすべきでしょうね。または普通に生まれたとしても出生直後に異常な状態に見舞われる。
これ一つだけでわき役で終わるか本編に食い込んでくるか、はたまた主人公、逆主人公となれるかの変化が出てくるでしょう。

では次のタイミングはいつかといえば、順を追うので幼児期でしょうね。

ここでの生活や体験は人の性格の基礎となる部分です。
どんな幼児期体験をさせてみましょうね。
先に成人でのキャラクターが出来上がっているならそこから外れないようにな体験を加えてあげなければですね。
先に何度か話題に出してはいますが必ずしも幸せな幼児期ではなかったでしょうね。

さぁ、次回は少年時代にでもスポットを当てましょうか。
(つづく)


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2009年04月16日

王道のエッセンス(21)【夢は大きく】

やはり、主人公クラスの傭兵にするのであれば、劇的な方がいいですよね。

夢というか、目的にまで落とし込んでみると、傭兵になった理由は、復讐、逃亡、隠匿、金、狂気、成り上がり、色々出てきますね。

ベタなパターンでいけば、復讐目的で傭兵になり真の友、あるいは恋人を手に入れたときその近親者が彼の仇である。そのため苦悩し、友情あるいは愛情をとり過去と決別するか、全てをなげうち過去にいきるか……ってトコでしょうね。

パターンこそ永遠の王道とオリビエ・ポプラン氏も言っていますし、良いかもしれませんね。

でもやっぱり物語の主人公たるならそんなダークな過去を背負いつつも、夢は大きく持っていて欲しいですね。

やっぱり目指すは王様?
自分の国を手に入れる?
自分の傭兵団を手に入れその団長たるか?

ん~他に今は思いつかないな~
脳味噌が萎縮してきたかな~

でも、そうするとやっぱり彼の過去が気になりますよね。
必ずしも良いとはいえない環境に生まれ落ち、何らかのきっかけでその目的を目指すに至った過去!

次回はその辺を考えてみようかな~

(つづく)


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2009年04月15日

王道のエッセンス(20)【夢の続き】

前回は傭兵がみる夢まで話しがすすみませんでしたので、続きです。

僕ら現実世界の住人も夢をみますよね。
それと同じく、幻想世界の彼等とて夢をみます。
で、その夢の中身なのですが、さてどんなものかな、と。

そもそも、彼……にしておきますが、彼は何故傭兵になったのでしょう。
まぁ、その理由は様々だとは思いますが、少なくともポジティブな理由ではないでしょう。
傭兵って、下手をすれば盗賊や山賊ともなる、いわば一般社会でまともに食べていけない人が大半なのですから。

ですが、その傭兵になるに至った理由こそが彼の夢につながる部分でもあります。

グイン・サーガのイシュトバーンの様に魔女から王になると予言されるとまでいけば主人公クラスの物語展開ですよね。
はたまた、自分の力を試すため、没落貴族が過去の栄光を取り戻すため、戦で家族を失いその敵討ちに燃えるということもありましょう。はたまた、食っていけない農民の若者が止める親を振り切って自分が戦を終わらせると血気盛んに飛び出すのかもしれません。

さぁ、彼を主人公クラスの傭兵とするなら如何なる夢を持たせましょうか?


(つづく)


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2009年04月12日

王道のエッセンス(19)【傭兵のみる夢】

王子様シリーズはひとまずおいておいて。
今回から傭兵シリーズでいってみようかと思います。

まぁ、若干おもいつきなので王子様シリーズより短編になりそうですが。

それはさておき、傭兵という職業。現実世界では馴染みの少ない、非日常の職業ともいえますよね。

金をもらい、戦争の駒となる。
自分の身体のみを拠り所として、より割の良い……命と黄金を常に秤にかけてのお仕事をする……いわば、超ガテン系。
いやさ、スーパーフリーター!

まぁ、昔はいざ知らず、現代のサラリーマンも会社に対しての所属意識よりも自分の働きに応じた給金を求めるあたりは変わりないのかもしれませんが。

兎に角、そんな一発屋がごとき身の上の者……王子様達とは真逆に近い……の生き様にファンタジー風な王道を模索してみようかと思います。

って、アレ?
そろそろ時間切れだ~

電車に乗ってる15分って、結構短いぞ~

(つづく)


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2009年04月11日

王道のエッセンス(18)【英雄や神々は人間くさい】

ギリシャ神話や古事記などを読んだことがある方ならもうお気づきかと思います。

神話こそ王道である。

土地は違えど神話間には様々な類似性が見て取れます。
オルフェウスとイザナギとかね。

最近のペルソナシリーズでの記憶が新しいと思いますので、未チェックの方はオススメしておきましょうか。

まぁ、それはさておき、何故そこまで類似性が生じるのでしょうね。

SFで語ろうとするなら神々や神話の創始者が宇宙人ってネタはありでしょう。
ですが、もっと他の部分に目を向けてもいいのかな、と思います。

それが、神々や英雄といわれている者達の人臭さ。

あまりにも人間的な行動を取るんですよね。

あれって、やはりモデルなりその時の事実、事件がオマージュされているからなのではないかと思うんですね。

そして、人が引き起こす事件なワケですから、土地が違えど考えることは一緒って事なのかもしれません。

ユングの言ってるような無意識の海は繋がっていて共通の認識が民族間、人類間に存在するって考えれば、納得いく部分もあるのかな~と。

今やネットが現代の共通無意識とも言えますし、新たな神話はやはりネットから生まれるのかな~


うん。

若干王道のそれではなく、僕の発想や着想をもっともらしく語っちゃいました。

次回からのテーマは誰に絞ろうかな~



(つづく)


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2009年04月09日

王道のエッセンス(17)【儀式によって再び幕はあがる】



そういえば、31の機能のラスト近くにあるエピローグの一つに、『結婚』ってのがありましたね。

これは何も額面通り、文字通りに解釈しなくてもいいのかな~と。

確かに、救出されたお姫様は助けてくれた王子様と結婚して幸せになりましたとさ。
でもね、もっとよく考えてみるとですよ。
結婚ではなく、何かとの結びつきなのではないかな、と思うわけです。
王子様なら王権・権力との結婚(結びつき)と言う具合にね。
誰かが期待する何らかの帰結に向かうわけですけど、はじめは主人公が期待していた結果となり、それに付け加える形で何かとの結びつきが必要になるのでしょうね。

そして、後日談を語るとき、結婚式なり即位式なり、はたまたお葬式であるかもしれません。
儀式によって、再び幕が開かれることとなるのでしょうね。

どうしても、人はお祭り好きというか、儀式的な行為というものが好きですからね。

そうすることが当然であるかのように受け入れる。

ま、だから王道なんでしょうね。
(つづく)


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2009年04月08日

王道のエッセンス(16)【王の帰還そして……】

黒幕をようやく倒し、王となるべく皆の前に姿を現した王子様達。

身の証しもしっかりと、こんどこそ国民がこれまで敬愛してやまなかった青い血の正統なる王が還ってきたわけですね。

さぁ、神々(作家)はここで考える。

大団円にするべきか、一抹の澱みを残すか……

前者であるなら、帰還王や英雄王の称号を得て、エピローグへとつながりもしましょう。ですが、後者であるなら自ずと展開が変わってきましょうね。

それは、王子様達だけの実力で勝ち取ったのではなかったり、王子様より人気がある従兄あたりに王冠をさらわれる可能性を示唆してもいいかもしれません。
はたまた、新たな試練の幕開けとして含みを持たせるだけでもいいでしょうね。

いずれにせよ、そろそろ王子様編を終わりとしていきますか。

物語は儀式でもって幕と相成ります。

(つづく)


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王道のエッセンス(15)【こそこそといざ行かん偽王討伐】

どうにかこうにか身の証を立てた王子様達。

ようやく国元に乗り込もうと思いはしても、偽王は自らが正統なりといってはばからないでしょうね。

ではどうするか?

とりあえず少数精鋭で国元に密かに侵入。あるいは得た軍隊でもって宣戦布告。
どちらのパターンもありかと思います。

いずれにせよ、身の証をたてに偽王との謁見をする事になるでしょうね。
そして、偽王の言い分を聞くと。

その内容如何によっては、偽王は傀儡かもしれぬし、はたまた偽王そのものが黒幕であったり。
偽王を擁立した理由によっては、かつての臣下が敵にも味方にも成る。

パターンもどちらかといわず、どちらもつかっちゃってもいいかもしれない。

真王には情報が足りなすぎる場合がありますからね。

偵察したうえで、偽王との謁見、対決。

黒幕の登場という流れになるでしょうね。

そろそろ大団円か?

(つづく)


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2009年04月07日

王道のエッセンス(14)【偽王擁立】


えぇ、前回の13.5で引用した31の機能の一つですね。

王子様が自分の軍隊を欲して縁戚の国に保護される頃に同じくして、国元で偽王擁立の発布があったりして。
擁護を求めてきた王子様達が本物かどうかという策謀が国の内外で巻き起こっていくんですよね。

困ったもんだ。

さて、その為に王子様達は自分の身の証を立てなければならないのですが、縁戚の者が会った事があると言うだけでは足りないかもしれません。

そこで必要になってくるのが、身の証しとなるアイテム等の要素なのですが、それを何にするかで世界が変わってくるかもしれませんね。

さぁ、無理難題を突きつけられた王子様達。

如何なる冒険でもってその証を手に入れることと成りましょうや。


神々(作家)は少しばかり頭を捻る必要がありそうですね。
王子様達が納得するような神意を示してくださいね。

(つづく)

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2009年04月05日

王道のエッセンス(13.5)【昔話の31の機能】

ウラジミール・プロップという方をご存知ですか?
最近、王道について独断と偏見による考察を加えていますが、かつてのソビエト連邦の昔話研究家さんの文献を見つけたので、抜粋してみました。


昔話の構造31の機能分類

1. 「留守もしくは閉じ込め」
2. 「禁止」
3. 「違反」
4. 「捜索」
5. 「密告」
6. 「謀略」
7. 「黙認」
8. 「加害または欠如」
9. 「調停」
10. 「主人公の同意」
11. 「主人公の出発」
12. 「魔法の授与者に試される主人公(贈与者の第一機能)」
13. 「主人公の反応」
14. 「魔法の手段の提供・獲得」
15. 「主人公の移動」
16. 「主人公と敵対者の闘争もしくは難題」
17. 「狙われる主人公」
18. 「敵対者に対する勝利」
19. 「発端の不幸または欠如の解消」
20. 「主人公の帰還」
21. 「追跡される主人公」
22. 「主人公の救出」
23. 「主人公が身分を隠して家に戻る」
24. 「偽主人公の主張」
25. 「主人公に難題が出される」
26. 「難題の実行」
27. 「主人公が再確認される」
28. 「にせ主人公または敵対者の仮面がはがれる」
29. 「主人公の新たな変身」
30. 「敵対者の処罰」
31. 「結婚(もしくは即位のみ)」

七つの行動領域

1. 敵対者(加害者)
2. 贈与者
3. 助力者
4. 王女(探し求められる者)とその父
5. 派遣者(送り出す者)
6. 主人公
7. ニセ主人公


ってな感じです。
これに当てはめていくだけで、昔話や童話ができあがるという構造分析されてものだそうですね。
うん、なかなか面白いですね。
僕も王道のエッセンスを一定のところまで書き上げたら、この機能もあわせて一本小説を書いてみようかと思います。

 

(つづく)

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2009年04月04日

王道のエッセンス(13)【王の帰還】

さぁ、若干早い気もしますが、様々な戦いや経験を経て、王子様達は自分の母国へと帰る算段がついてきました。
他国、縁戚を頼り、寄せ集めた王子初めての軍隊。
あるいは、選り抜きの仲間を連れだった精鋭小隊かもしれません。
まぁ、なんにしても、自分の地位や権力を取り戻すには、その原因となったモノを排除しなければなりません。
ですが、それが人であったなら、他国であったなら、暗殺や他の国の軍隊を借りてそれを成すことは、自分の民の心を引きつけることにはならないでしょう。
王子様が帰還するというそのことが、どれだけの重責となるか、想像しただけでも身震いしてきそうです。

現実に話しを戻せば、そうそう社長もいないでしょうから、中間管理職クラス。
となると、軍隊であれば十人長や多くても百人長程度。それらの人身を掌握するのですら大変なのですから、流浪の王子様ならなお大変でしょうね。

きっと、途中で心が折れるんだろうな~

 

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(つづく)

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2009年04月01日

王道のエッセンス(12)【流浪の王子、誰を頼る?】

 護られた自分の領地から幾星霜、遙か遠くに流されてきた王子様。

さ~て、誰を頼ってみようかね?

まぁ、原因によるでしょうが、王子様が安易に大丈夫だと思える相手の所や、逃がしてくれた人の助言に従うことでしょうね。

国を追われたなら、縁続きの他国に身を寄せたり、何者にも気を許せない状況であれば、中立国や国家から離れ陰棲している賢者などの所も候補にあがりますね。

他国に身を寄せるなら、それなりの見返りを保護者は求めてくることでしょう。
それが、奪還のあかつきに物や土地、あるいは人で賄われるかもしれません。
逆に賢者等隠居者に助けを乞えば、見返りは求められないにしても、知恵は授けて行動は自分で、となるでしょう。

さぁ、ある意味王子のキャラクターがここで決まるかもしれませんね。

陰謀渦巻く処で権謀術数をいかんなく発揮する知力王。
自分の道は自分の腕力で切り開く冒険王。

王子様が無事自国に復帰した時に人々が与える称号はそんなところでしょうね。

アナタの王子はさて、どちらがお好みでしょう?

グイン・サーガで云えば、アルド・ナリスか黒太子スカールか、ってところかな?



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(つづく)

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2009年03月31日

王道のエッセンス(11)【恋の行方、それは男装の王女が握ってる】

前回の変装と、恋する王子の複合です。

たぶん。

えぇ、そうです。
王子様は、何故か男装した王女様に惹かれてしまうという黄金パターンがあるのではないでしょうか?

無知な僕には、元ネタになった劇や逸話、神話があるとは思いつつも調べてはいませんが。
きっとあるんだろうな~

まぁ、それはさておき。
颯爽と現れて、自分のことを助けてくれる麗人。
何処から見ても、美しい男で、しかも王子を寄せ付けない棘を持っていたりする。
でも、そんな彼に助けられているうちに、また逆に助けたり、ふとしたときに見せる一抹の儚さや脆さ。
そんなものが弱い王子のくせに彼……彼女をほおっておけなくなるのだろう。
でも、彼が彼女であることは最後の最後まで、王子自身には伝わらないのもまた王道。
何故か、口のかたい仲間に知られ、彼が彼女になるのを陰ながら助けるのもまた然り。

ついでにいえば、この恋が成就させるなら、お互いが敵国同士だとまた面白そうだし、破綻するなら敵同士で本気で憎み愛し合う……

うん、ベタな展開こそ永遠の真理に思えてきた。

まぁ、いずれにせよこの恋愛が婚約になる時、でっかい伏線が引かれることになるんだろうねぇ~

面白くなってきた~

手前味噌だけど。

(つづく)

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2009年03月30日

王道のエッセンス(10)【王子様達は変装好き?】


水戸黄門や遠山の金さん、暴れん坊将軍。

真ん中の方、やや身分はひくいのですが、その自分の身分を隠すために変装せざるを得ない状況に陥ります。
以前に話したような追跡者をまくためであったり、なにがしかの陰謀に加担、あるいは陰謀から身を護るため、自分がもつ本来の地位や身分、血統や性別を隠さなければならないってのがその状況なのでしょうね。

ただ、中にはそれを楽しんでしまう人もいるかも知れませんね。

それはきっと、王家の逃れられない責任から、一時でも解放される、本来の自分ではない自分に慣れるときなのでしょうね……

この変装話、追加する王道展開で様々な広がりを魅せてくれることでしょう。

うん、楽しみになってきた。


(つづく)

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2009年03月28日

王道のエッセンス(9)【王子様達……真に神の子なり】

まぁ、アレです。
神様が存在してるんですよね、物語の中では。

しかも神の血統として主役級の王子様達は登場してしまうのだから困ったもんだ。

でも、やはりそれが神秘性につながり、彼等の魅力の一つとなっていくわけですからね。
その所為で世界が壊れたり、終わってしまっても文句が言えないですね。

でもまぁ、現実世界と違って、神は実在し、実際にその深淵なる力をふるってくれます。
祈りには祈りに応じた力を返してくれます。

また逆に、神が成すことは決まっている場合があるため、現実世界の神々と異なり、信仰や畏敬の対象となりこそすれ、盲信・狂信の類とは、若干趣が違うと思うわけです。

苦しいときの神頼みという風習すらないかも知れないんですよね。

ことさらに言を並べると、現実世界の宗教批判になりかねませんが、神が実在しないから、盲信・狂信するんじゃないかな~と。


うん、王道の話しなのかな?

まぁ、いいか。


(つづく)

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2009年03月24日

王道のエッセンス(8)【王子達は様々な出会いを体験する】

身分違いの恋でも若干触れていましたが、色々な人達との出会いがあります。

今まで悪い方向でばかり話題が進んでいただけに、出会いは光明になるのでしょうね。

手助けしてくれる者、追っ手、手助けしてくれる者の関係者、盗賊などの無関係な外敵。

色々です。

とは言え、出会いは何も人だけに限ったことではないと思います。

逃避行の途中で喰う物もとりあえずなくせに、世間知らずを発揮し拾った動物。
それは怪我していたのを助けたのかも知れませんけど。

また、亜人。
物語には付き物の人と動物の間の子なんてあるかもしれませんね。

そこに魔法隆盛な設定を組み込むなら、意思を持った魔法具なんてのもアリかもね。

しかも、この出会いというのが、神々(作家達)の悪戯とでも言うべき、運命の出会いにしてしまう……というか、せざるを得なくなってるんですね。

いわゆる主要キャラは冒頭でほぼ集合する、ってことですね。

ホント、神々ってのは困ったもんだ。

(つづく)

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2009年03月23日

王道のエッセンス(7) 【旅は突然に、目的地の正反対から始まる】

思いつきで書いてるので、言わば5回目の続きに当たります。

船に乗ったら沈没する。
それでも主人公級のキャラはしぶとく生き残り、何処かに流れ着きます。

その何処かが問題なんです。

国を追われて無理矢理船に乗ったわけですから、その航海、航路が危険であるのは自明。

危険と隣り合わせの海域ですから、漂着する土地もまた危険をはらんでいるのでしょう。

それは、敵地であったり、未開の土地であったり、過酷な辺境であったり……

兎に角、目的地とは似ても似つかぬ土地であることがポイントになってます。

ホント、神(作家)はキャラに過酷な運命を与えるものです。

まぁ、正反対の土地から始まるわけですから、自然とその時どうしなければならないかが彼等に突きつけられるんです。
この先、どのように成長して欲しいのか、彼等に何を学んでもらいたいのかがこの流された土地によって変わってくるのでしょうね。

国を追われる原因に近い理由にするのか、それとも壮大な物語の一端に触れさせるだけなのか、はたまた……

情報同士が如何に関連しているのかをそろそろ考えなきゃいけないのかな~

深い物語になっていきそうだ。

(つづく)

王道のエッセンス(6) 【王子様は身分違いの恋をする】

まぁ、まぁ~たベタな展開ですね。
前回のお話のような苦難の旅路には、決まってお節介な輩が近寄ってきます。
それすら運命的な出会いなんでしょうが、当然同じ身分の者が旅の一行に加わるのではなく、明らかに異なる者ですね。

例を出すなら、蛮族や傭兵、盗賊の類でしょうね。

そう、いわゆる価値観の違う相手って奴です。

出合った頃は、お互いが余りに違うことでの対立、感情的なぶつかり、相手の持つモノに対しての羨望、そして感心と受容。

そんなものが旅の中でちりばめられていくんですね。

そして、ちょっとだけ心理学を入れるなら、『吊り橋効果』なんかが有名でしょうか。

危険を感じるドキドキを恋愛のドキドキと錯覚するというアレです。

付け加えるなら、特殊な環境に置かれ、それを共に解決、達成しようとするときに、互いに認め合うことができていくのでしょうね。

でも、一番の問題は王子様や王女様が世間知らずの子供だということでしょうね。

まぁ、それも培ってきた生活環境のなせる業なのでしょうが。

対して、恋のお相手となる市井の民は、直面する様々な現実の中で生きています。

恋から醒めるのも王子様達より早いんですよね。

そこで王子様達が取る選択肢は……

・王族を捨て市井に入り恋に生きる。
・王族の義務を果たすべく恋を諦める。
・王族の特権を使い、相手を身近に置く。

まぁ、この三つが中心となって、派生が生じるのでしょうね。

おそらく、コレを読んでるアナタなら、三つそれぞれの王道パターンが思い浮かんだことでしょう。

いずれにせよ、権力を持った世間知らずが身分違いの恋をすると手ひどい火傷どころか、国を巻き込んでの大火事になることでしょう。


(つづく)

王道のエッセンス(5)【王子様は船に乗ってはいけない】

苦難の旅路が始まった王子様達。

いや、正確にはこの時点では苦難足り得ず、都合良く助けてくれる人々のおかげで、最初の目的地……おそらく親類縁者の嫁ぎ先の国に保護を願うのでしょうな。

でも、それすらもこれからの波瀾万丈伝の始まりでしかないんですよね。

だって、陸路なら王子様達はさらわれ、海路なら船が沈没しますから。

ま~さ~に、王道。

一般人や現実世界なら、親類縁者のところまではすんなり行けるけど、あからさまに嫌な顔をされて、酷けりゃ門前払いってフラグですよね。

でも、物語の神様は酷くマゾっ気があるというか、すんなりたどり着かせてはくれないんですよね。

一般人なら帰らぬ人になる事態でも、必ず生きているあたりは、まさしく神(作家)の寵愛を受けた子供(キャラ)達って事なんですよね。

さぁ~今度は何処の高貴な人が船を沈没させるのやら。

(つづく)

王道のエッセンス(4) 【可愛い王子に旅をさせろ】

前回は只人となった王子様のお話。
今回はその先です。

主人公級の王子様や王女様、さすがにその程度では負けませんね。
まぁ、その辺が王族たる義務のようなモノなんでしょうね。
今時の官僚や政治家の様に既得権益をむさぼるだけでは市井の者達がついてこない事を良く知っているのでしょうね。

どんな理由であれ、国を追われた王子様や王女様は真に国民の為に国を取り戻そうとします。

その姿はきっと読み手にまぶしく映り、よっぽどの嫌われ者でない限り、共感と応援したくなる気持ちが抱けるのでしょうね。

でもここでよく考えてみましょう。

何故国を追われなければならなかったのか?


そこには色々な要素が絡み合うはずです。

・悪い大臣が国を乗っ取った?
・他の国が攻めてきた?
・国内で大きな事件があった?
・特別な力が影響した?

まぁ、色々です。

でも、その結果として旅するを余儀なくされ、その課程で王子様・王女様が成長するって事は、極端な物言いをすれば、彼らを成長させるためなんですよね。

え?
何を言ってるかワカラナイ?

つまりですね、ここで神(書き手)や傍観者(読み手)が期待し、その様にさせた真の理由は、固定化されつつある自分の現状を憂い、キャラクターの変化していく様を見たい気持ちが強いのだろうな~と思うわけです。

でも、それだけなら何も王子様達である必要はないのですが、前回言った非日常キャラという要素が更にその気持ちを盛り上げていると言うことと思ってください。

まぁ、兎に角その所為で苦難の旅が始まるのでした。

(つづく)

王道のエッセンス(3)【王子様国を追われりゃ只の人】

さぁ、王子様・王女様ネタの続きです。

主人公級の王子様達は、何故か物語の初期、あるいは物語のきっかけとして、国を追われます。

何でだ? って、理由を考えるまでもなくさっき言ったとおり、物語のきっかけなんでしょうね。

主役が苦労しなきゃ冒険も苦難の旅にもならないからなんでしょうね。

そもそも、読者としても、スーパーヒーローやウルトラマン、仮面ライダーが常に悪を倒し続けているだけでは面白くないんでしょうね。

共感が持てない、身近ではないキャラクターが出来上がってしまうんでしょうね。

そこで加わる要素が『成長』

王子様達の話しに戻すと、王子様達が自分の兵隊に守られ続けているうちは物語が始まらないだけではなく、読者にとって非日常である物語の中でも、不可侵の非日常キャラである王子様達。彼らを読者達のイメージしやすい領域に下って頂かねばならないというわけです。

不可侵の状態だと完璧な王族キャラで終わるのでしょうが、下ってしまえば此方のモノ。
地方の農村から出世の夢を見て出てくる純真無垢な若者と何ら変わりのない、無知で一人で生きていけず、様々な経験から成長することを余儀なくされる存在になるんですね。

なので、可愛い子には旅をさせろの言葉通り、生意気で威張り散らした王子様には苦杯を舐めていただき、国から追い出されてしまうんですね~


うん、話しをしていて本当に王道なのか若干怪しくなってきた気がします。

まだ王子ネタで続けます。

(つづく)

王道のエッセンス(2)【あぁ、麗しの王子様・王女様】

新シリーズの二回目です。

王道……

そう、王道中の王道からいきますか。

王子様や王女様が必ず登場しますよね。

まぁ、舞台となるのが、いわゆる中世ヨーロッパ風なのだから仕方ない。

でも、本当にそれだけ?
(というか、仕方ないと言ってしまえば話しが終わっちゃうんで、無理矢理続けます)
理由はもっと他にあるんでしょうね。

前回、王道を安心できる展開、先読みができてしまうけど期待を裏切らない、と言ったかと思います。

え? 言ってない? あれ? じゃぁ、今言ったので勘弁して。

まぁ、兎に角、僕としては王道をその様に感じている側面があります。

さぁ、そうしたときに、王子様・王女様がどう関わってくるのか、と言う話しですが、何も王子・王女だけではなく、広く考えてみれば【身分の違う存在】しかも【大きくかけ離れたそれ】が登場するんですよね。

そこで僕は考えた。

身分違いの存在が登場する、しかもそんな貴人麗人に関わるのは何故か【一般人】。

置き換えてみると、【一般人】こそ【読み手である僕ら】なのではないかな~と。

つまり、現実世界では関わり合うことがまずないですよね。
でも、事は物語の中で語られるのです。
そこに一般人たる僕らが満たされる何かが存在することで、この王道が今まで用いられてきたのではないかな~と。

貴人麗人たる存在と、自分の分身が身分違いの関わりをすることで、現実世界で満たされない、遠い存在を身近に感じる事ができるのではないかな~と。

それこそ、別な意味での安心を読み手に提供できるのでしょうね。


と、まぁ、そんなことを考えてたんです。


また、そろそろタイムリミット!

王子様・王女様ネタはつづきます。

(つづく)

王道のエッセンス(1)【プロローグ】

うん、まぁ、新しいタイトルで日記をつけようかと思いました。

まずは近況からなのですが、ここずっとオフラインにしていました。
その理由は、【グイン・サーガ】です。

僕とほぼ同じ年齢の長編小説、現在正伝で128巻? 外伝が16巻? 公式ガイドブックが2巻? という魔物に手を出してしまったからです。

ようやく10巻を読み終えましたよ、えぇ。

そこで思ったことが、【王道】。

この王道というキーワードなんです。

もともと日本のファンタジーは渡来の……文学というより口伝や昔語りのような……物語で、今のようにネットで世界が繋がり、さながら集合的無意識の具現化された時代ではないその時に、まことしやかなモノとして現れたんですよね。

そして、多くの小説やマンガ、ゲームに影響を与えたんですよね。

グイン・サーガを読むとよくわかります。

今ではその方向性を失ったかに見える、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー。
世界観で魅せるロマンシング・サガ。

まぁ、他にもあるのでしょうが、そういった和製ファンタジーゲームに色濃く受け継がれていたと感じたのです。

特にグイン・サーガとロマンシング・サガの共通点が余りに多い。

でも、その多さがかえって、それ【パクリ】とかいう行間の表現が足りなすぎる言葉で表現すべきではないものと思いました。

なので、【王道】。

誰もが懐かしみ、安心する、王道の物語について考えてみたくなったのです。

これから、あるあるな話しを分析したり、それを元に物語を作って見るのもまた一興と思い、重い腰ならぬ、遅い筆を走らせる事にしました。

ジャンルの垣根無く、広くご意見がいただきたいですね。

とりあえずは、三日坊主にならないよう、21日続けて書いてみますよ。


(つづく)


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