あけまして、目標設定!(2)

 さて、続きです。

出版コンサルタントでビジネス書のエキスパートである土井英司さんは『20代で人生の年収は9割決まる』(大和書房/刊)で、20代は「仕込みの期間」であると主張します。そして、キャリアの本当のスタートは30歳であり、20代で磨き上げた自分がどこまで通用するのかを試すのが30代なのだと言います。

土井さん流の20代のルートマップがmixiニュースで紹介されていましたので、それをもとに去年までを振り返ってみようかと思います。

■23歳(入社)~25歳  
この3年間は体を張って職場に尽くす期間です。「若い感性を活かそう!」と自分だけのオリジナリティを発揮しようとするのは大変危険です。なぜなら、この年齢で求められるのはオリジナリティではなく、素直な心とよく体であり、ビジネスパーソンとしての基礎を身に付けることなのです。

◆24歳(最初の病院に入職)~26歳  
確かに、がむしゃらに働いてました。若い感性というのもそうですが、まずは仕事を覚える事と、作業療法士が一人だったので、自ら作業療法を組み立てなければならない時期でした。でも、それもできる事とできない事、しなければならない事がないまぜになって、混乱していた時期でもありました。おかげで、法令順守と施設の方針でぶつかって、最初の病院を辞めました。同時に学校の紹介で老健に入り、そこで師匠と出会いました。臨時でしたので、就職活動をしながらの半年の修行は僕の大切な宝物になりました。ようやくそこで基礎を身に付けることが出来たと思っています。

■26歳~28歳  
4年目からの3年間は、自分のナンバーワンをつくる時期です。基礎がだんだんと身に付いてきたところで、次は1回でも結果を出すことを考えましょう。社内で認められるかどうか、それは、はっきりと目立つ実績が必要です。そうしている内に、自分は何が得意かが分かってきます。

◆26歳~28歳  
臨床四年目になり、地方から東京に進出。新しい職場でカリスマ上司に出会いました。作業療法士が作業療法だけを学んでいてはいけない、と言われたものの、まだピンと来ていない時期でした。学生さんの実習指導も始まり、人に伝える難しさを実感。また、フィードバック中に話した事がその場限りになってしまうことが勿体なくも感じていました。また、前の病院ではいちパーツでしかない存在だったので、今回の病院では僕が外れると困った状況になると言うくらいのポジションを作り出そうと考えていた時期です。病院ホームページを作るワーキンググループに参加したり、病院の中心活動に必ず参加するようにしていました。

■29歳~30歳  
この2年間は外の世界を見る時期です。つまり、会社内だけでなく、業界そのものを見ることが大切になります。取引先とじっくり話をしたり、勉強会に出るなど、会社以外の活動が鍵になります。また、転職をしてみるのもいいでしょう。

◆29歳~30歳  
作業療法塾を始めたのもこの時期ですね。名前は違ってましたが。学生指導を通じて他の学校の先生と交流する機会をもたせてもらいました。また、医療の質改善についてのマネジメントの基礎を学び始めた時期でもあります。厚生労働省が提示している、医療の質改善のためには他産業のやり方を積極的に取り入れるべき、という方針をもとに研修や様々な本を読み漁った時期です。おかげで、病院のなかで医療の質改善ファシリテーターという役を得て、病院内部に発言する機会を多く持たせてもらうようになりました。管理職にもなりましたしね。あぁ、あと、精神科だけではなく身障系の技術にもようやく目が向くようになりました。

■31歳  
仕込みの期間は終わりました。しかし、ここまではおそらく個人プレーの世界です。30歳以降に意識しなければいけないのは、組織人としての自分です。そのために31歳の1年間は、マネジメントを学ぶことが重要となります。

◆31歳~33歳  
マネジメントを学ぶ……全くその通り。僕の場合はマネジメントを練りこむ時期に入ってましたが。まぁ、やや技術に偏ってしまい、修正する為にもっと幅広く知識の収集と、人と会うことに重点を置こうとしました。また、リハビリテーション(科)の本当の価値はなんだろう。この先のヴィジョンは? そんな組織にどういう方向付けをしようかというのがここ数年の悩みになりました。2010年はドラッカーが流行った事もあり、その手の本を入手するには困りませんでした。人を活かすという理念・思想のドラッカー。技術特化のTQM。この二つを盛り込んで、新しい価値を生み出すことが必要と思い始めています。

あ、忘れてはいけない。

本を出版しました。『作業療法学生の虎の巻』です。

■仕込みを経て、35歳までに何らかの「手がかり」をつかむことができたら、ビジネスパーソンとして仕事に困ることはない。

◆なるほど、もうすぐ僕も34歳。35歳まるまる含めれば、あと2年。

この二年の間に、さて、なにをしてみようかしら???

(3)につづく

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主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。