【作業療法塾】塾長の日常や医療に対する想い、文献の紹介をします。

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2009年02月18日

かんさ~


そういえば、最近監査が入りました。

『え? 病院に監査? 何か悪い事したの?』

と一般の方は思ってしまうでしょうが、実はそうではありません。

病院監査や指導、実地調査と言われるモノは、何処の医療機関でも毎年入ります。

何故って、医療はそもそも法律があって、その範囲の中でしか提供できないものだからです。

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、国がNoと言えば、現場でYesでもNoになるんです。

マイミクさんは医療系が多いので当たり前かもしれませんが、一般の方にしてみれば当たり前ではないことなんですよね。

まぁ、医療の当然論を持ち出すと、現場の常識・患者に非常識になってしまうので別の機会に送りますね。

で、監査のお話ですが、まぁ、当然の事を毎日行っていれば問題ないんですよね。

その毎日の積み重ねが大事って事です。

やはり、そこで考えるべきはシステム、プロセスなんですよね。

プロセスで保障されたやり方を考え、それがその組織の仕組みとして定着するまでが大変なんですけどね。

職員に定着させるための躾のプロセスはみなさん触れたがらないんですよね~

でも、やらなきゃいけないことで、個人で徹底されないと、現場を混乱させて、正しいことが正しく行えない組織になってしまいますからね。

なんていうか、無頓着に仕事をしている人がいるうちは難しいのでしょうね。

現場教育の話しになってしまいますが、結果を具体的にイメージさせる事が大切だと思っています。

その行動の結果が個人のみではなく組織にどういう影響を与えているのか?

うん、ここまで書きましたが、理想論というか無茶振りだって事はわかっているつもりです。

意識が統一された巨大な個として組織が存在するわけではなく、個性をもつ個人が集まる集団として組織があるので、全てを同じ方向に向かせるのは容易なことではないんですよね。

特に意識がボトムの人達は義務を果たさず権利ばかり主張しますからね。


そろそろ記事が迷走をはじめたので終わりにしておきます。

まぁ、雑記と思って読み流してくださいませ。

2008年12月21日

アナタはボトムですか?


最近、幹部と話しをする機会が多くなりました。

その時出てきたキーワードが、【石の上にも6年】と【辻説法】でした。

というのも、タイトル通りなんですが、精神科の病院はボトム……つまり仕事意識が下層な人達が集まりやすい土壌があるそうです。

最近は良くなったそうですが、看護学校の教官は『精神科は年を取ってから行くところ』と指導する人が多かったらしいですね。

実際、作業療法の教官でも身障と精神の温度差があるのはお気づきでしょう。

おっと、誤解の無いようあらかじめ言っておきますけど、ウチの部署はそんな輩は一人もいませんよ。
むしろ、ワンランク上の事をしているために、他の部署がやれない・やらないことに疑問を感じてしまっている人達がでてしまっている程です。

その辺をきちんと整理して伝えなければならないんですが、そこは僕の力量不足……


おっと、少し話が逸れました。

ボトムの話しでしたね。
実際のところ、確かにそういう人達が混在していて、昔からいる人達のモチベーションが上がらない現状があるんですね。

そういう人達って、やはり中年~老年期のご婦人方が多く、今の現状に不満はあっても変革は望まない。
新しい技術を覚えることに抵抗感がある。
面倒をしてまで仕事をしたくない、等々。

そもそもの仕事意識が下層にあるために温度差が生じ、いわゆる管理職の手に負えない古株が幅を利かせる事態にあるそうですね。

まぁ、どこの病院でもよく聞く話です。

で、そんな人達が持つ切り札が、『だったら辞めます』

うん。
基準で成り立っている医療機関ならではの一撃ですね。

そういう人達をなだめてすかして、地道に少しずつ変化させていき、拒絶反応が出ないように慣らしていくしかないそうです。

時代が変わってきていることにもっと気づくべきだな、と、自分自身も含めて思いました。


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2008年06月15日

医療における標準化【定義】

【定義】

標準化とは、標準を設定し、これを活用する組織的行為である。
標準とは、諸活動またはその結果に関する規則、指針または特性と、共通に、かつ、繰り返し使用するために定める文章であって、関係者の合意によって確立され、承認されたものである。

2008年04月07日

リハビリってなんだろう。

最近、作業療法だけではなく、リハビリということそのものがいったい何なのだろうと思うことがある。

友人のブログでも話題にされていたが、『このままでいいのか?』という疑念や憤り、不甲斐無さ、そういったモノを感じずにはいられない。

今、政策誘導型の診療報酬改定が重ねられ、リハビリ以外に『自立支援』という都合のよい言葉が出てきた。

実際に自立できるのか?

確かにそのための支援をおこなう、その担い手が我々だ。

だが、長年病院生活を余儀なくされてきた人たちに、病院を出て生活するための技能がすぐに受け入れられない現状もある。

なかなか難しいことだ。

では、時間をかけてやればいいのか?

確かに時間をかければできるかもしれない。

その間に病院が倒産しなければ、だが……

先見の明がある病院は、こういった話題とは無縁なのかもしれない。

今求められていることが、数年先にどう言った姿になることを見据えているのか……

よくよく考えるべきだろう。

2007年09月13日

スペシャリストとジェネラリスト

いえね、スペシャリストとジェネラリストという言葉があります。

スペシャリスト→特定の分野の専門性をもった人、顕在的な資格・技術力を持った人

ジェネラリスト→特定の分野に拘らない汎用性をもった人、潜在的な能力・マネジメント力をもった人

と言い換える事が出来るみたいですね。

医療業界はどうなのかな~と、ちょっと思いました。

有資格者の集団、専門家集団である時点で、スペシャリストかもしれません。

ですが、実際、臨床の現場で求められる事ってのは、ジェネラリストの様に、汎用性のある動きが出来る人なのかな~と、最近思い始めました。

いえ、以前から漠然とは思っていた事なんですが、このジェネラリストという言葉再び聞く機会があってから、理想とされる医療とは何なのか…

そんな大それた?事を思い始めてしまったワケです。

作業療法士という専門職(スペシャリスト)にもとめらる汎用性や総合的な考え方や実践できる事(ジェネラリスト)…

少しでもジェネラリスト的な思考になれた方がいいのかもしれない。

ちょっと、そんな事を思っているんです。

でも、実際僕自分自身にできる事は限られていますし、重点指向で考えて、一つ一つ確実にこなしていく事が今できる事なのかな?とも思っています。

でもでもでも~
憧れますよね、何でもできる人って!
専門家(スペシャリスト)もいいですけど、万能選手(ジェネラリスト)に憧れてしまいます。

まぁ、今の時点ではジェネラリストと言うより器用貧乏って方が合ってる表現かもしれませんが…

2007年09月04日

病院早わかり読本 第3版

病院早わかり読本 第3版という本があります。

僕が実習指導をする際に紹介する本です。

新人教育や、指導者が病院と言う組織を理解し、後についてくる人に道を示すために非常に良い本です。

なにより、品質管理の考え方がとても分かり易く書かれています。

それに、仕事をする事、医療に従事する事。

社会人としての専門職という事を教えてくれます。

学生さんだけではなく、医療に携わる全ての人が、この本を読み、理解し、行動する事が出来れば、自分が所属する組織がより良いものになると思います。

まぁ、まずは図書館や学校の図書室を探してみてはいかがでしょう?


病院早わかり読本 第3版、読んでおかなければ、激変する医療業界に取り残されますよ♪

2007年08月26日

雪が溶けると何になる?

OT系のコミュニティを見ていたら、面白い話しがあったので少し書いてみようかと…

質問です。

「雪が溶けると何になる?」

さぁ、この回答は何でしょうか?


質問の答えがPT(理学療法士)は「水になる」で、OT(作業療法士)が「春になる」だそうです。


「文明を追求するPT,文化を伝えるOT」

この言葉が本当に全てを表しているように思いました。


作業療法って、そういった形作る事が難しいものを根っこに持っていて、しかも何でもできるだけに個人の思いや色が出てくるもの…

個別性を考えてしまいますね。

自分自身の明確な思いがないと、迷ってしまう業界でもあるんだなぁ…と…

哲学の無いリハビリにならないよう、僕自身の思いも明確にしておく必要がありそうです。

2007年08月23日

医療に質管理を導入する意味

アナタは、病院が企業であると考えてみた事はありますか?

そう…

思った事はありませんよね。

何故か、そう思う事をしませんよね。
殿様商売というか、企業として考えなくても顧客が減らない業界だったからかもしれません。

病院は企業としての側面を見失っていたと言われている所以です。

しかも、病院自体、経営を考える事を忌避する傾向があったもの事実です。

おかげで、他産業や一般企業の経営の考え方や手法を学び、技術的な交流をするという柔軟な発想がありませんでした。

なので、活動すら一部の病院を除いて未だに行われていない現状があります。

  ◆医療の質を向上させる事。
  ◆業務改善をしていく事。
  ◆質管理を導入していく事。
  ◆質重視の経営をしていく事。

これらがつながっている事に気付けずにいるんですよね。

どうしても、専門職の集まりという特性かもしれません。

確か、平成14年には当時の厚生省が、医療安全を図るために、他産業の手法を積極的に導入すべきと言っていた筈です。

現在、平成19年。

様々な場面で、「医療の質」という言葉が飛び交うようになりました。

その為に、どれだけの事が考えられるのでしょうね。


2007年08月19日

リハビリ成果で診療報酬に差

あぁ、とうとう導入検討ですか… 朝の新聞を読んでいて発見してしまいました…

折角ですのでまずは記事の抜粋から…

▼▼ここから▼▼

 厚生労働省は18日、脳出血や骨折などの患者のリハビリテーションを対象に、診療報酬に初めて「成果方式」を導入する方針を定めた。
 患者の改善度合いで病院ごとの実績を評価し、診療報酬点数を加減する内容。現在、評価基準作成を進めており、今秋開かれる中央社会保険医療協議会(中医協)で評価基準案とあわせて成果方式の導入を提示し、2008(平成20)年度の次期診療報酬改定での実現を目指す。
 同省は成果方式の導入で、各病院の積極的な取り組みを促し、回復期リハビリ病床(昨年7月現在で約3万6000病床)の増加にもつながるとみている。

産経EXPRESS.2007.8.19
▲▲ここまで▲▲

いや、また大胆な…
でも、予想は出来てましたよね。
あまり驚きはないです。

でも、「患者の改善度合いで病院ごとの実績を評価し、診療報酬点数を加減する」って事は、成果が上がらない病院は減算されていく一方という事ですよね。

対人間の内容なわけですから、必ずしも行ったプログラムに見合った成果が出るとは限らない気が…

すると、病院格差が発生して、成果が上がっている病院は診療報酬が上がってその為の取り組みをする余裕が出てくる。でも、成果がなかなか上がらない病院は費用に見合った成果が出ていないため、闇雲にプログラムを実施、結果として成果が思うように出ない…そんな悪循環が出てきそうですよね。

まぁ、きっとそれが国の持っていこうとしている方向性なのかもしれませんよね。

病院を淘汰し、病院として生き残れない会社は有料老人ホーム化を促す…

そうせざるを得ない報酬改定が細かく頻回に行われていますからねぇ…

さてさて、精神科でも成果主義が出てくるかもしれませんからね。

おそらく「地域復帰率」とかで差をつけるんでしょうけど…

2007年08月18日

医療とトレーナーの歩み寄り…

今日は、フラスター社長、すこやか接骨院院長の風見さんのお誘いを受けて、名刺交換会に行ってきました。

参加した方々は、トレーナーさんや接骨院の院長さん。
フィットネスクラブオーナーなど、凄い人達。

しかも、モロに身障系です。
ディスカッションが始まる前から、整形の話で盛り上がってる皆さん。

ディスカッション、ついて行けるかな…精神科畑一辺倒だったからなぁ…

と、悩む間もなく、僕がグループリーダーに。

聞き手に回って、皆さんの話しを頭の中でぐるぐるとさせていました。

でも、思った事は…

「みんな悩みは一緒だった。」

って事ですね。

専門職の狭小思考と視野狭窄振りに辟易していたり、何でもできる職種だけに存在意義や個別性が曖昧になっている事…

作業療法士も一緒だと思いました。

これから、僕ももっと縄張りに囚われない考え方をしていかなければ!

2007年08月09日

社会人としての専門職

僕の尊敬する人から、口を酸っぱくしながら言われてきた言葉の数々です。


・病院は、サービス業である。
・病院の経営は、収益の上に成り立っている。
・収益のほとんどは、診療報酬で構成されている。
・病院の組織構造は、一般企業と同じ。
・病院職員は、病院に雇用されている従業員。
・病院は、企業目標達成の為に従業員を雇用する。
・患者の満足無くして、生き残る道なし。
・病院の経営方針を理解できない専門職は、孤立し、自然淘汰される。
・病院従業員は、病院から課せられたノルマを達成する事が、給料をもらううえでの最低限の目標。
・OT、PTとして就職するということは、新卒であろうが、患者様からすればプロ。
・他職種との連携を取れない人間は、自己満足の世界で生きている。
・学校で教えてくれない事が、現場では必要。
・百の理論より一の実践。
・挨拶は全ての基本。
・意識改革なくして、生き残る道なし。
・顧客(内部・外部)を、理解する。
・人間の欲は無限である。
・喋る事、考える事は誰にでも出来るが、成果を出す事が重要(プロセスと結果)。
・仕事の良し悪しは、他者が判断する事。


特に下から二番目が、僕にとって痛いです。
もっと、頑張らなければなりませんね。

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