第198回 残心

残心


■今日のフィードバック

さぁ、タイトルだけを見せられてもなんのこっちゃと思ってしまいますよね。

無理もありません。ですので、少しばかり事例をお話しします。

1)とある業務を行っていた学生さんがいました。
その学生さんは急ぐあまりに扉の鍵を閉め忘れて
その場を移動してしまいました。

2)洗い物をしていた学生さんがいました。
程なくして洗うものがなくなり、食器類を乾かす為、逆さに置き、
その場を移動しました。
流しのなかは泡だらけでした。

3)ある学生さんが作業中、道具を持ち出しました。
患者様の誘導をするため、その場所を離れることになりました。
道具をその場所に置いて。
プログラムが終了した後も道具を放置していた事が
思い出せませんでした。

さてさて、この事件の数々、アナタはどう思いますか?

あまりに残心がなさ過ぎるとは思いませんか?

■重要なキーワード

え? 残心の意味がわからない?

アナタ、日本人ではないのですか?

今日日、外国人でも知っているのではないかと思いますが……

いや、それ以前に作業療法士なら、ある意味職人。

知っておくべき事の一つと僕は思っています。

まぁ、とりあえず、検索した内容を引用させてもらいますか。

【残心】
残心(ざんしん)とは日本の武道および芸道において用いられる言葉。残身や残芯と書くこともある。文字通り解釈すると、心が途切れないという意味。意識すること、とくに技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも注意を払っている状態を示す。また技と同時に終わって忘れてしまうのではなく、余韻を残すといった日本の美学や禅と関連する概念でもある。

だらしなくない事や気を抜かない事や卑怯でない事であり、裏を返せば「美しい所作」の継続ともいえる。

相手のある場合において卑怯でない、驕らない、高ぶらない事や試合う(しあう)相手がある事に感謝する。どんな相手でも相手があって初めて技術の向上が出来ることや相手から自身が学べたり初心に帰る事など、相互扶助であるという認識を常に忘れない心の緊張でもある。相手を尊重する思いやる事でもある。

生活の中では、襖や障子を閉め忘れたり乱暴に扱ったり、また技術職の徒弟で後片付けなどを怠ると「残心がない」や「残心が出来ていない」といって躾けとして用いられる言葉でもある。仕舞いを「きちっと」する事でもある。ちなみに「躾け」とは「美しい」所作が「身」につく事を表した和製漢字である。

引用:ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E5%BF%83

もう、これは読んでその通りのことです。

先にも言いましたが、作業療法士になろうとしているなら、わきまえておくべき事と僕は思っています。

どうも最近の学生さんにはそれが感じられないんですね。

やったら、やりっぱなし。
自分の取った行動が他人にどう映っているのかを気にしない。
KYと友人にいわれる事には敏感なくせに、自分に直接関係がなさそうなあいてには無関心。

愚痴りだしたら止まらなくなりそうです。

そう、今回は愚痴なのかもしれませんね。

でも、事実そうなんだから仕方ない。

何度も同じ事を注意していると、何になりたいのだろうな、と僕も本気で悩んでしまいます。

■ノウハウをちょっと

実はノウハウなんてもの、あるのでしょうかねぇ……

自らの所作を知ること……といっても、自分には関係ないやと思っている人には何の意味もない言葉になっている。

全てが与えられ、自ら得て学ぶ事を知らない世代……なんでしょうかねぇ。

内側にばかり目が向いており、自分の外に目が向いていない。

自分自身の行動が、周囲に大きな影響を与えている事に気付かない。

自分中心で物事が動いていないと気がすまない。

謙虚に話しを聞くことが出来ず、「でも」「ですが」「しかし」「だって」「自分は」「いや……」そんな言葉が口癖になっている。

あららぁ……

よく聞く言葉ばかり。アナタも心当たりが一つはあるのではないですか?

なんなんでしょうね。

生活感が感じられないのも関わりがあるのでしょうかねぇ……

若干、消化不良です。

色々書いた割には、とりとめがなさすぎますね。

困ったもんだ。

せめて、自分が通った道の地面にいる虫、踏んでしまった草花を振り返る余裕がほしいものですね。

「作業療法塾塾長」齋藤 信

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2 件のコメント

  • はじめまして、ひろです。
    いつも楽しくブログを読ませていただいています。
    僕は、現在アメリカの大学でOTになるべく勉強しています。
    アメリカに来た理由は、今回の内容に当てはまる日本人があまりに多くて、正直日本の学生に失望してしまったからです。
    僕の大学にも80人ほど日本人がいますが、己の言動に責任がなく、いつだって言い返す準備をしています。人の話をまず聞いて、自分なりに噛み砕いてみるという作業をしないのです。
    同じような年齢もしくわ思考を持つ人としか一緒にいないからなのでしょうか。
    留学してもなお変わることのできない現実は、なんとも嘆かわしいことです。
    僕はそんな世の中の流れに流されず、自分の所作、言動に責任をもったOTを目指していきます。
    今後とも楽しい、時には厳しいブログを楽しみにしています。

  • ひろさん、コメントありがとうございます。
    留学しても変わりがないとは驚きました。
    僕自身、最近そういった自らを見直すことの大切さを痛感しているところでもあります。
    またコメントいただければ僕自身刺激になりますので、是非覗きにきてくださいね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    主宰 齋藤信

    作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。