第222回 考察が苦手な理由(2)

考察が苦手な理由(2)


■今日のフィードバック

前回の『考察がつながらない』の追加のお話でもありますが、情報同士の関連性がイメージできていないのでしょうね。

でも、その関連性を知る前の段階で、その情報がどういった種類のものなのかを分類しておく事が必要なのかもしれませんよ。

よくいる学生さんの例――特に身体や老年期系の実習に先に行った人――では、全体像と評価のまとめと考察が全て一緒になっている書き方にしているがゆえ、わからなくなるということが多いかな?

よく見てみてくださいよ。

全体像、評価のまとめ、考察――

全て題目が違うじゃないですか。

なのに、一緒くたにしては拙いのではないでしょうか?

■重要なキーワード

では、先の三つでは、そもそも何を書いたらいいのかを考えてみましょう。

あぁ、でもコレだけは先に云っておかなければならないですね。

レポートの書き方は、一般的な流れが実習要綱に書かれています。ですが、その解釈がバイザーによって違っていたりと、受けてきた教育によって若干の違いが出てきてしまいます。なので、正解は存在しないと思ってください。

うん、いい訳だね。

だ~か~ら~、学生さんが迷うんですよねぇ。

まぁ、いいや。それはそれ、コレはコレ。

今回のものが参考になって、考察がスムーズにいけばいいですからね。まずは塾的な考え方を示してみます。

まず『全体像』
これは、客観的な事実のみで構成するものと考えています。
ある意味、その対象となった方の人生と今の現状を把握するための部分です。 まずは事実のみで解釈を入れずに構成するべきと考えます。

次に『評価のまとめ』
ここでは、全体像から評価した内容を記載していく部分です。
考察が含まれてくる場合もありますが、それは評価した事に対してのものになるでしょう。そもそも何故その評価がなされたのか、などですね。
標準的なテストの結果を全体像に含めるべきか、ここで書くべきかで悩むところですが、評価ということでコチラに含めることにしましょう。
主観的な状況の説明、客観的な事実の解釈、標準化されたテストの内容、などを書いていきましょう。

最後に『考察』
まぁ、自分の考えを述べるところですよね。
現状を把握して、それに対する評価をおこなったわけですから、そこから対象となる方の目指すところがハッキリしてきたのではないでしょうか?
では、その目指すところに到達する為には何が足りなくて、それを補うには何をするのでしょう?
と、まぁ、そういった内容が書かれ、作業療法士としてアプローチするのがどこからどこまでで、その他の部分はどの分野のどの職種と連携すべきなのか、という問題点の焦点化も書けるでしょうね。

■ノウハウをちょっと

ざっとですが、色々書きだされました。

こうやって、まずは書くべき事を分けてみました。

僕は、情報はまとめるものではなく、整理するものと考えています。

いろいろと書きたくなる想いもあるかと思います。

ですが、ここではすこうし待って、落ち着いてみてくださいね。

「作業療法塾塾長」齋藤 信

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ABOUTこの記事をかいた人

主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。