第230回 作業療法士もドラッカーを読んでみた

作業療法士もドラッカーを読んでみた


■今日のフィードバック

基本的には流行りモノに手を出さない主義なんですが、直感が囁いたので入門編として雑誌で紹介されていたものをよんでみました。

すると――なるほど、納得する事ばかり。

セラピストの性ですね。

このテクニックはあの患者さんに使える! という発想と同じく、この至言はこの業務に活きる! とか思ってしまう内容ばかりでした。

えぇ、まぁ、一応、このメルマガは学生さんと新人さん向けに始めたこともありますので、そんな皆さんにいいかな~と思ったものを紹介しますね。

これはパナソニックの会長中村邦夫氏が肝に銘じている五つの言葉だそうです。

自己管理:勉強し自分を高める努力を怠るな
目標管理:自分の果たすべき貢献を考えよ
自己分析:自分の強みを伸ばせ
時間管理:最も重要なことから始めよ
情勢分析:「日に新た」、変わることを恐れるな

医療やOTに通じることですので、一緒に考えてみましょう。

■重要なキーワード

では、順番に僕が思ったことを含めてお話します。

自己管理:勉強し自分を高める努力を怠るな
もう、言わずもがな。OTの大好きな分野ですよね。自分の知識や技術を高める為に努力するのが生き甲斐になっている――と言っても言い過ぎではないですよね。でも、残念なのがその知識を自分のなかにおさめてしまうこと、ですかねぇ。あとは自分の専門分野に偏りがちということですね。僕が昔から言っている、作業療法士だからって作業療法の勉強だけしていればいいというわけではない、ってのと一緒かと思いました。

目標管理:自分の果たすべき貢献を考えよ
ドラッカーは「組織の存在理由は外の世界への貢献にある」といっています。病院はその土地に存在している事に社会的意義があると言われてきましたからね、どうしても受身に考える体質は抜けきらないところがありますよね。しかも、病院や施設の向かっている方向、目的をわすれて目の前の業務に追われてしまいますからね。真実顧客の役に立つ事、貢献が出来ているのかと疑問に思ってしまうこともあります。仕事の目的はどこにあって、自分の貢献すべきことは何なのか考えて欲しいといわれ、気の引き締まる思いをしました。

自己分析:自分の強みを伸ばせ
ドラッカーは「成果を上げる人になるには強みをのばせ」といっています。確かにそれは真理と思います。弱みを強みに変えるのには時間がかかります。それはリハビリを行う僕らだから特に感じる部分でもありますよね。そして、対象となる方の強みに重点を置いたアプローチをしていく――その通りですもんね。でも、それを自分に当てはめて考えてみると言うのが苦手なのもまた専門職の拙いところです。意外と自分の強みはおろか弱みにも気付いていない場合があるといいますからね。

時間管理:最も重要なことから始めよ
ドラッカーは「成果を上げるものは努めて時間を記録し管理し、まとまった時間をつくる」といっています。学生さんが二週目位までに提出をしなければならない課題に評価計画なんてものがあるかと思います。僕自身も苦手としていますが、時間を管理するということが如何に大切かが身に沁みています。学生さんなら特に限られた時間の中で最大限の学びを得たいところですし、臨床にでれば患者様は待ってくれません。毎度言われることでしょうが、物事には優先順位をつけて取り組みましょうね。

情勢分析:「日に新た」、変わることを恐れるな
ドラッカーは「古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法」と言っています。ある意味、医療業界は毎年のようにめまぐるしく診療報酬が変化していますからね。恐れている暇は無い気もします。ですが、長年行ってきた業務の流れなどは捨てがたく、自分達の足かせになっていてもそれを変えることが出来ないという理由になっているともいえるのではないでしょうか。ホメオスタシスが働いてますよね。

■ノウハウをちょっと

色々書いてみましたが、僕が以前から言っていることに、通じる事ばかり。

今回、ドラッカーの言葉を読んで、僕自身思いを新たにした気持ちです。

先人が培った考えを知るには、本を読むのが一番。

そろそろまた楽しい読書の時間をつくりましょうかねぇ。

アナタは、今回のドラッカーの言葉から何を感じましたか?

「作業療法塾塾長」齋藤 信


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主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。