第258回 受け身でいいのか?

受け身でいいのか?

■今日のフィードバック
昨今の学生さんに見られる特徴的なものとして、『受け身である』というものがあります。

まぁ、おそらく僕らの世代が学生の時にも先輩OTから云われていた事なのかもしれませんが。

とはいえ、最近は『受け身である』というより『受け身に過ぎる』というのかな? 常に待ちの状態であるように思いますが、如何?

実習初日のオリエンテーションを受けて、その感想を書いてこない。
初めて参加したプログラムについての分析を行わない。
行事に参加しても、その行事の分析はおろか感想すら書いてこない。
酷ければ、患者さんの名前を本人に尋ねず、バイザーに訊いてくる始末。

うん、最後はなにやら少し違って見えますが、まぁいいでしょう。

どうです?

これらについて心当たりはありますか?

また、これらの問題点は何処にあると思いますか?

■重要なキーワード
先に『受け身に過ぎる』とかきましたが、それが問題点ではありませんよ。

まぁ、問題点といえばそうですが、根本的な問題、いや原因ではないですよね。

これもよく見られることですが、『根本的な原因に到達できない』なんてものもありますね。

はてさて、いったいどうして受け身なのでしょう?

そもそも、待っていれば教えてもらえるという状況は、義務教育で終わりのはずなんですよね。高校生になれば、勉強は自らの意思で行うのが本来のあり方なのかもしれません。

ですが、今や高校に行くのは当たり前。昔から待っていても教えてくれる状況から変わりはない。

そこで、高校から先に進学するにあたって、初めて学びの方向性が変わるんですよね。

ですが、ここで自ら積極的に学ばなければ教えてくれないということを教えてくれたり、そこに気付かせる示唆をすることがないままになっているのではないでしょうか。

うん、まぁ、それを待っていれば受け身であることから離れられないでいることには違いなく、気付いた人だけ先に進んでいくという状況になっているという事なんでしょうけどね。

でも、やっぱり学びの姿勢を変えなくてはいけないという事を教えなければならないのかもしれません。

今まで上辺だけの学びでどうにかなってきたことから、その物事の本質や理念、理論を知らなければならないところに来たことに気付かなければならないのですから。

そして、実は講義のなかでは本当に基礎的なことしか教えておらず、その後の疑問点などを質問する事ではじめて理解できるということに気付けるでしょう。

それが顕著にでるのが臨床実習になるのでしょう。

今時の学生さんが実習に耐えられなかったり、すぐに破綻をきたすのは……。

■ノウハウをちょっと
あれ?
あれれ?

そうすると、基礎知識が無い以前に学びの姿勢ができてないって事になってしまうのかな?

テストの為の勉強しかしてこないからこうなったんでしょうかねぇ。

では、さて、どうしよう。

いきなり、能動的に、積極的に行動しなさい! とかいっても、なにをしていいのかワカラナイってオチかもしれませんし。

うむむぅ~ん。

じゃあ、事例を出して、出して、出して……。

より多くの状況を情報として提示して、似た状況の時にその事を思い出して行動してもらうしかないのかもしれませんね。

でも、それって、結局、その事例に対して考える人と考えない人が出てくるってことだし、実はもっとも考えて欲しい人が考えないで終わってしまうという、今と同じ状況を上塗りするだけになってしまうのかもしれません。

僕自身も、アナタたち学生さんがどういう状況にあるのかを、より把握する必要がありそうですね。

ふむぅ~。

尻切れトンボで申し訳ない。

「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士

作業療法塾のテキストが完成しました!
【作業療法学生の虎の巻 臨床実習中の睡眠を一時間増やす方法】


にほんブログ村 資格ブログへ
ランキングに参加中です!

さぁ、現在ランキングは何位?
一位になったら豪華賞品を差し上げちゃいます!応援ヨロシク!

シェアして記事の復習をしよう!

OT塾メルマガで臨床をCHANGE!

臨床実習のネタ帳

脳と学習メカニズムで臨床教育をCHANGE!
 臨床教育には正解はない。脳の生理学と学習メカニズム、マネジメントの概念を取り入れた臨床実習のアドバイズ法を全て公開中!  臨床教育にこそ作業療法を取り入れ、人と生活に根ざした療法士を育てる第一歩をともに踏み出しましょう!

氏名
姓: 名:
メールアドレス

臨床指導の悩みを一言教えてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。