第273回 模倣と評価

模倣と評価

■今日のフィードバック
以前、プロフェッショナルの条件の回でも話題にしましたが、評価すること、評価されることが非常に容易いのが、模倣したもの。

プロとして何かを成そうとするのであれば、他者がイメージしやすいものから始めてみることが大切。

そんな話題でした。

さて、では、その話を繰り返すのかといえばそうとも云えますし、違うともいえます。

というのも、前回はプロとアマチュアの違いがテーマでもありましたが、今回はその話題の中に出てきた、模倣と評価についてです。

さぁ、ここで質問です。

アナタが一番最近、模倣したことは何でしょう?

また、その対象はいったい何ですか?

■重要なキーワード
どうです? 意外と気づかずしている行動のなかに、多くの模倣してきたことが多々あることに気づけたのではないでしょうか?

そう、例えばファッション。

流行の服を着ているのでしたら、それは既にテレビや雑誌などでモデルさんが着たコーディネートを模倣しているということですよね。

ね、身近でしょう?

では、どうしてそういった模倣を行っていくのでしょう?

今や個性の時代といわれているんですよね?

だったら、もっと個性的なことをして自己主張したらいいじゃないですか。

うん、そう。

まだ、自分自身のスタイルやスタンスがつかめていないからですよね。

試行錯誤の段階。

だから、真似をして、試しているんですよね。

つまり、模倣して、評価している。

ここで一つ気になってくるのが、こういったやり方を勉強であるとか、自らの行っている業務に当てはめず、常に独自のやり方で事を成そうとしてしまいます。

いったい、なんでなんでしょうかねぇ。

自分の行っていることが正しいと言い切れる自信があるのでしょうねぇ。

■ノウハウをちょっと
まぁ、いずれにせよ、日本語の平仮名や片仮名、それ自体が模倣を始まっていますからね――漢字が大陸から入ってきて、それだけでは物足りなくなってきたから平仮名が生まれていった説を都合よく使わせてもらえば、ですけど。

元となったものがあったっていいんですよね。

それが基礎となって、身につくのであれば。

そして、元があるだけに、元のものと比較することが可能となり、現在の自らの立ち位置が把握できる。

そうして、はじめて物足りなさや、自らに合わせたやり方へと工夫したくなるんです。

個性の時代=比較されず、自分らしさを尊重してもらえる時代ではなく、
比較されることに自らをさらし、自分らしさを確立することで初めて得られるもの、なんでしょうね。

個性の時代とは、まさに専門職に求められる姿勢である、『結果が全て。結果がよければプロセスは任せる。ただし最上級の成果を示せ』ということにつながるのかもしれません。

手に職をつけよう……と安易に療法士の世界に足を踏み入れた人たちは、この評価実習の時期にもう一度、何を求められる存在になろうとしているのかを再確認する必要がありそうですね。

「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士

作業療法塾のテキストが完成しました!
【作業療法学生の虎の巻 臨床実習中の睡眠を一時間増やす方法】


にほんブログ村 資格ブログへ
ランキングに参加中です!

さぁ、現在ランキングは何位?
一位になったら豪華賞品を差し上げちゃいます!応援ヨロシク!

シェアして記事の復習をしよう!

OT塾メルマガで臨床をCHANGE!

臨床実習のネタ帳

脳と学習メカニズムで臨床教育をCHANGE!
 臨床教育には正解はない。脳の生理学と学習メカニズム、マネジメントの概念を取り入れた臨床実習のアドバイズ法を全て公開中!  臨床教育にこそ作業療法を取り入れ、人と生活に根ざした療法士を育てる第一歩をともに踏み出しましょう!

氏名
姓: 名:
メールアドレス

臨床指導の悩みを一言教えてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。