第298回 作業療法士でいることの危機

作業療法士でいることの危機

■今日のフィードバック
今回のお話は、最近自然となのか、知り合いの療法士さん達が話題にしていることです。

『作業療法士にしか出来ないことってなんだろう?』

です。

理学療法士や言語聴覚士がフィジカルな面や、言語、食事に特化している分、作業療法士の専門性や、特化して行えるものだ、と胸を張って言えるものは、一体何なのでしょう?

どうです?

漠然とは思っているのかもしれませんが、漠然としたままでいいのでしょうか?

アナタが作業療法士になったとき、アナタは作業療法士として何が出来るのでしょうか?

■重要なキーワード
ハッキリ言って、作業療法士はその職域が広すぎるともいえます。

協会では職域の拡大をずっと叫んでいますが、もともと職域は広いですよ。

もの凄く広くて、沢山の可能性がありすぎます。

でも、そこに作業療法士自身が気づいていないのではないでしょうか?

目に見える結果が出しづらい点をつかまえて、安易に作業療法士が何もできないかのように言ってしまっていいのでしょうか?

僕は、違うと思います。

先にも言いましたが、作業療法士には沢山の可能性があると考えています。

フィジカルな面も、言語も食事も、メンタルに関わることも、その他様々な生活の場面に関わることができます。

可能性という言葉を使っていることにもっと意味があるんですよ。

僕ら作業療法士は、人間を人間たらしめる前頭前野にアプローチすることを学んで来ているはずですよね。

すべての精神活動を司る前頭前野。

そこにアプローチできるということは、僕らの前頭前野が活発に働いていなければなりません。

どんどん考えていって、柔軟な発想と、専門性という言葉にこだわらないこと、どんな職種の考えも受け入れることができること、それらを使いこなしていける、稀有な職種だ――そう、僕は考えます。

もしかしたら、僕は大変な話をしているのかもしれません。

僕は、そう――

作業療法士はヒトと関わる、ヒトの人生をともに作っていくんですよね。

だとしたら、何でも診れて、何にでも関われる……

万能型な考え方ができるようになるべきだ、と考えています。

■ノウハウをちょっと
とはいえ、いきなり万能型なんて言われても、ですよね。

そのためには、作業療法だけを学んでいればいいわけではなく、作業療法という考え方を活かせる、場を自ら作っていくことが大切なのでしょうね。

協会と言ってることが一緒ではないか? ですって?

ふむ。

ある意味そうかもしれませんね。

ですが、違うともいえます。

協会の言うことだけでは足りないのではないか、と思っているんですよ。

与えられた職域ではなく、自分自身で職域を広げていくこと。

そして、その可能性を持っているのは、学生さんと、三年目までの療法士の皆さんであると、確信します。

考え方が若く柔軟なうちに、自分自身の汎用性をあげていくこと。

今、アナタがするべきことは、そういったことかもしれませんよ。

「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士
■作業療法塾の宣言■

作業療法塾は継続募金活動を行います
作業療法塾のテキスト『作業療法学生の虎の巻』
その印税の全てを日本赤十字社に継続募金します。

第一版分は募金済みです。
再版される毎にその印税の全てを継続募金することをここに宣言します。

作業療法塾塾長 虎斗町こと齋藤信
作業療法塾のテキストが完成しました!
【作業療法学生の虎の巻 臨床実習中の睡眠を一時間増やす方法】

IRA研究会
×
作業療法塾
 

  作業療法塾はIRAの理念に賛同し、生き残れる療法士の養成を行います。


にほんブログ村 資格ブログへ
ランキングに参加中です!

さぁ、現在ランキングは何位?
一位になったら豪華賞品を差し上げちゃいます!応援ヨロシク!

シェアして記事の復習をしよう!

OT塾メルマガで臨床をCHANGE!

臨床実習のネタ帳

脳と学習メカニズムで臨床教育をCHANGE!
 臨床教育には正解はない。脳の生理学と学習メカニズム、マネジメントの概念を取り入れた臨床実習のアドバイズ法を全て公開中!  臨床教育にこそ作業療法を取り入れ、人と生活に根ざした療法士を育てる第一歩をともに踏み出しましょう!

氏名
姓: 名:
メールアドレス

臨床指導の悩みを一言教えてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。