耳の塞ぎたくなる現実

 

FROM:どM貴公子サイトー
 
 
先日、医事科長や医局長とお話をする機会がありました。
 
話題は当然、『精神科患者の入院期間一年を上限とする』お話。
 
どうも最近、この話題が忘れられていませんか?
 
今度、ウチの病院に来る実習生に事前オリエンテーションでその話題をしてもピンときていませんし、精神科以外の人達には関心の薄い出来事なのかもしれません。
 
また、精神科で働く作業療法士にしてみたら、分かってはいるけど、どうにもならないとか考えるのをやめた人もいるのかもしれません。
 
耳を塞いで、現実に蓋をするのは非常に簡単なことです。
 
だれもがそうしたくなるのは分かります。
 
ですが、どんなに現実的では無い法でも、現実にそれはやって来るんです。
 
そろそろ、精神科医療に携わる人達のコンフォートゾーン(居心地の良い殻)を壊す時ですよ。
 
 
ウチの病院の医事科長と医局長は、その点僕と将来予測が同じなので、話の噛み合わせが良く助かります。
 
さて、では、精神科作業療法に関わる部分を少し整理しておきましょう。
 
 
●入院上限一年による変化予測。
 ・作業療法処方箋の期限が一年で切れる。
 ・GAFで慢性かつ重症と評価され、患者の層をわける。
 ・一年間作業療法を行ってGAF上に改善が見られない場合、作業療法の対象者から外れる。

 ・精神科作業療法という220点基準は点数削減または廃止。

 ・基準改訂で退院促進プログラム実施加算と維持的リハビリとしての低点数枠ができる。
 
●入院患者数に対しての適正な作業療法士数の配置についての予測。
 ・疾患別プログラムの推進と(大)集団作業療法の小グループ化。
 ・精神科作業療法の25人枠や2時間枠が半分になる。
 ・病棟内で行う身体機能の維持目的でのレクリエーション療法枠ができる。
 
 
今まで話した内容はこんな処だったかと思います。
 
この先、大きな変化がおきます。
 
まだ、受け皿がないんだからやらないだろうと言っている人は甘いと思います。
 
新聞等で発表されたからには、どんな形であれ、実施されることでしょう。
 
『もし来なかった時間と労力が無駄になる』
 
と言っている人も認識が甘いです。
 
もし来なかったのであれば、その為に行った準備のプログラム運用を行ってみればどうですか?
 
少なくとも、以前行っていた内容よりも効率化されていますし、合目的的なリハビリになっているはずです。
 
仕事のやり方に沢山の無駄・ムラ・無理があったはずです。
 
それらが改善されていることに、後々気づけることでしょう。
 
 
さて、いずれにせよ、あとはアナタのやる気次第。
 
どう考え、どう方向をつけるのか?
 
 
ある意味、面白い時代が来たともいえます。
 
今まで、退院という考えを明確化してこなかった病院も、維持的なリハビリから、本来の治療目的でのリハビリを行わなければならないわけです。
 
 
アクティビティという言葉で誤魔化しの効かない、真実治療を考え、結果を出す事が求められます。
 
 
さぁ、アナタはこれから、どうしますか?
 
 
 
◆精神科におけるもう一つの課題、身体アプローチ。
その課題を達成する為の手段をお伝えします。 



『精神科作業療法士が身体領域で確実に結果を出せる治療アプローチ』 

■日時:2012年9月2日(日)10:00-16:00 

■参加費:12,800円(事前振込み) 

■定員:40名 (精神科作業療法士のみ) 

■場所:東京 八王子 

■講師:JIR協会認定インストラクター 齋藤マコト 

■詳細はコチラ  http://ameblo.jp/otjyuku/entry-11290184400.html 

◆開催日が近づいております。参加希望の方はお早めに!


『初めの3年間が勝負!職場でダントツトップになれた仕事術 in 大阪』 

■日時:2012年8月26日(日)9:30-16:30 

■参加費:9,000円(事前振込み) 

■定員:40名 

■場所:ドーンセンター 4F 大会議室3 

■講師:JIR協会マネジメント講師 齋藤マコト 

■詳細はコチラ  http://ameblo.jp/otjyuku/entry-11265898958.html 


 

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主宰 齋藤信

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。IAIR×作業療法塾として、若手療法士たちの育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。