■今日のフィードバック
えぇ、卵が先か鶏が先かです。
相互関係のある複数の事象があり、ある片方が誕生するにはもう片方が既に無ければならない、という矛盾した状況を比喩的に表現したもの――という説明を見つけました。
まぁ、言葉だけをを見れば全くその通りの意味ですよね。
でも、これとよく似た言葉があったりするんです。
それが、目標が先か手段が先か。
「?」と思った方のためにもっとわかりやすくすると、
改善目標が先か治療プログラムが先か、みたいな。
さてさて、いったいどういう事なんでしょう?
■重要なキーワード
おそらく、学生さんや学生時代を思い浮かべると、心当たりがあるのではないでしょうか?
レクリエーションプログラム、突然振られた計画立案、レポートの作成、色々な場面が思い起こされますよね。
そう、ついつい手段が先に思いついてしまい、それに目的や目標を合わせようとしてしまう。
そんな拙い考え方に陥ってしまい、指摘された事があったことでしょう。
最初に話題に出した言葉は矛盾を表現するそれでしたが、この場面での意味は、本来順序通りに考えなければならない事であるのに、提供側が提供したい、やってみたいという個人的な考えのもとに手段を先に考えてしまい、目的や目標との整合性がつかなくなるの意、といったところです。
ね? 心当たりがあるでしょう?
これは患者さんへの治療提供に関わる部分よりも、自分の業務計画や、日常的なルーチンワークでもっと浮き彫りになることがあります。
個人的に閃いた手段をやってみたいが為に、よくよく相談や、目的・目標との整合性も確認せず行ってしまい、結果大きなミスや、時間のロスが発生してしまう、なんてことがあったはずです。
なので、目的・目標が先か手段が先かなのです。
■ノウハウをちょっと
手段の為には目的・目標を選ばないでは大問題な発言ですからね。
何かをするというときには、まずアイデアを沢山出すことは大切。
そして、沢山出したものの中から、一つ一つ評価して、もっとも目的や目標に合致している、有用なものを選択するべきなんですよね。
って、あれあれ?
この流れだと、手段が先に思いついているって事にもなってしまうなぁ。
ということは、うん、やっぱりこれも目的・目標が先か手段が先か、どっちとも言い切れない要素も含んでいるようですね。
ま、沢山の手段を知っているから選択できるんですけどね。
いずれにせよ、卵が先か鶏が先か、ひとつ悩んでみてくださいね。
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