■今日のフィードバック
以前、プロフェッショナルの条件の回でも話題にしましたが、評価すること、評価されることが非常に容易いのが、模倣したもの。
プロとして何かを成そうとするのであれば、他者がイメージしやすいものから始めてみることが大切。
そんな話題でした。
さて、では、その話を繰り返すのかといえばそうとも云えますし、違うともいえます。
というのも、前回はプロとアマチュアの違いがテーマでもありましたが、今回はその話題の中に出てきた、模倣と評価についてです。
さぁ、ここで質問です。
アナタが一番最近、模倣したことは何でしょう?
また、その対象はいったい何ですか?
■重要なキーワード
どうです? 意外と気づかずしている行動のなかに、多くの模倣してきたことが多々あることに気づけたのではないでしょうか?
そう、例えばファッション。
流行の服を着ているのでしたら、それは既にテレビや雑誌などでモデルさんが着たコーディネートを模倣しているということですよね。
ね、身近でしょう?
では、どうしてそういった模倣を行っていくのでしょう?
今や個性の時代といわれているんですよね?
だったら、もっと個性的なことをして自己主張したらいいじゃないですか。
うん、そう。
まだ、自分自身のスタイルやスタンスがつかめていないからですよね。
試行錯誤の段階。
だから、真似をして、試しているんですよね。
つまり、模倣して、評価している。
ここで一つ気になってくるのが、こういったやり方を勉強であるとか、自らの行っている業務に当てはめず、常に独自のやり方で事を成そうとしてしまいます。
いったい、なんでなんでしょうかねぇ。
自分の行っていることが正しいと言い切れる自信があるのでしょうねぇ。
■ノウハウをちょっと
まぁ、いずれにせよ、日本語の平仮名や片仮名、それ自体が模倣を始まっていますからね――漢字が大陸から入ってきて、それだけでは物足りなくなってきたから平仮名が生まれていった説を都合よく使わせてもらえば、ですけど。
元となったものがあったっていいんですよね。
それが基礎となって、身につくのであれば。
そして、元があるだけに、元のものと比較することが可能となり、現在の自らの立ち位置が把握できる。
そうして、はじめて物足りなさや、自らに合わせたやり方へと工夫したくなるんです。
個性の時代=比較されず、自分らしさを尊重してもらえる時代ではなく、
比較されることに自らをさらし、自分らしさを確立することで初めて得られるもの、なんでしょうね。
個性の時代とは、まさに専門職に求められる姿勢である、『結果が全て。結果がよければプロセスは任せる。ただし最上級の成果を示せ』ということにつながるのかもしれません。
手に職をつけよう……と安易に療法士の世界に足を踏み入れた人たちは、この評価実習の時期にもう一度、何を求められる存在になろうとしているのかを再確認する必要がありそうですね。
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