■今日のフィードバック
アナタは、云っておいた方がいいんだけどなぁ、でも……
そんなふうに足踏みしてしまうことはありませんか?
実は僕は沢山あるんです。
しかも、対他部署で対スタッフへ……。
これは、僕自身かなり迷ってしまい、結果云わない、云えないという選択肢を取ってしまうという、ネガティブスパイラルに陥ってしまうんです。
でも、本当にそれは相手のことを思っているのでしょうか?
そして、結果云わないという選択肢を取ったというのは、その選択肢に対して一体どういう想いだったのでしょう?
■重要なキーワード
はっきり云いましょう。
わかってはいるんです、僕自身も。
とある行為を病棟のスタッフさんがしていて、その行為が患者さんの不利益につながりかねない、でも云えなかった。
結局、僕は本当に患者さんのことを想っていなかったのではないか、そう思ったのです。
云えない理由としては、病棟スタッフさんとの関係性があまりにも脆弱なため、すぐにネガティブに受け止められるんです。
だからリハ科は……とか、看護部vsリハ科の構図がすぐに出来上がってしまうんですね。
云わなきゃ、でも、ここでこの人に云っても経験上伝わらないし……、嫌な顔をされて、また病棟に戻ってから散々他のスタッフに愚痴をいうんだろうなぁ。申し送りに行った時にまた言葉遣いが悪いというワケのワカラナイ理由で頭を下げるのかい。そんな莫迦な、僕自身腑に落ちないことで病棟さんに小言を云われるなんてなぁ……。
こんな感じですよ、えぇ。
『でも』を繰り返すうちに、本来『患者さんに不利益』という部分が置き去りにされ、『病棟スタッフとの円滑な業務』とかいう幻想を守ろうと錯覚していくんですね。
完全に合理化してますよね。
もう、ここまで来たら、実は『患者さんの為に』なんて言葉が薄っぺらい、表面的なものになり、実はそこまで患者さんに対して想いを抱けなくなっているのではないか?
そんなふうに思ってしまうのです。
これでは、不利益な行動をしている職員と同じ行為をしているに等しいですね。
そして、その人に伝えることを諦めているということで、そのスタッフの気付きの機会を奪っている。
結果として、病棟スタッフとの業務に根深い摩擦が起きてしまう。
まさにネガティブなスパイラルです。
かなり、ね。
■ノウハウをちょっと
うん、僕に覚悟が足りないのでしょうね。
どんな状況であれ、真摯に患者さんのことを考えているのでしたら、云わなきゃいけないんですよね。
例え伝わらなくても、云い続ける。
正直、云っても仕方ない、伝わらないと、云うことに疲れてしまっているのも事実ではあります。
ですが、やって行くしかないですね。
今、僕らがやっている事といえば、そのスタッフさんがその行為に及ぶ前にコチラの手で止めてしまう、という根本的な解決にならない、対症療法的対応になっています。
こういった、疲れたから別な手段で、というのも確かにありですし、僕にとっても楽なやりかたになっています。
でも、本当の意味で『患者さんのために』はなっていないんですよね。
僕らが行っている対処は、リハ室のみにあっていますので、その人は病棟では同じ行為を繰り返していることになります。
結局、自分可愛さから脱却できないでいる。
拙いですよね。
云うべきことは、云う。
このスタンスを取る覚悟を、持ちます。
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