From:臨床実習アドバイザー 齋藤 信
みなさん、こんにちは。
IAIR唯一の臨床実習アドバイザー齋藤信です。
新コラムシリーズ(全14回)!
「こんな臨床実習はイヤだ!」
僕がこれまで最も時間をかけて取り組んできた、臨床実習指導。
そのアドバイズをしていこうと、コラム執筆を再開です!
こんな臨床実習はイヤだ! 第二回!
「学生さんをなぐさめるのは患者さん」
ムムム……
これまた不思議。
確かに……大変な時、患者さんの思いがけない一言で救われる事がありますね。
でも、それにしたって……
なぐさめられるって、どういう事?
患者さんもバイザーをよく見ていて、
「前に来ていた学生さんも辛そうだったねぇ。あんただけじゃないからね。がんばんなさい。あんたがあたしに良くしてくれてるのは、あたしが分かっているから」
とか患者さんに言わせちゃってるって……
このバイザー、一体全体何様?
リハサービスを受けに来ている方に、サービスさせてなにを偉そうにしてるの?
ダメダメダメダメ!
学生さんのフォローアップだってバイザーの仕事。
学生さんを育てる気があるなら、そこも考えていかなきゃ!
って……まさか、育てる気が無い?
ん~まあ、おそらく僕の話をきいている人の中には、育てる気が無いバイザーは居ないですよね。
先輩や同僚、後輩の学生さんをフォローしてるのでしょうね。
ありがとう。
あなたのおかげで救われる学生さんがいたって事ですものですね。
本当にありがとう。
そう、期せずして、あなたはいい方法を取っていたんです。
それが、役割を分けること。
指導する者と助ける者。この二者に偶然にも分かれたんです。
もしあなたが作業療法士ならピンときたことでしょう。
精神科作業療法で普通に行われている、スタッフの役割設定と同じなんです。
作業療法も臨床実習も変わりません。
役割や立場が変わるだけで、基本的な構造は変わりません。
そう考えた時、対象者が患者さんから学生さんに変わった瞬間、対応を変えてしまうではなく、患者さんにリハビリ指導をするように、学生さんに臨床指導をすればいいと思いませんか?
療法士が患者さんがよくなることを望むように、学生さんに成長して欲しいですよね。
臨床実習最大の目的は、学生さんが療法士になること。
そのためにも、学生さんの成長こそを考えていきましょう。
その目的から外れているなら、本気で見直してください。
学生さんを泣かして喜んでちゃイカンですよ!
臨床実習アドバイザー 齋藤 信
追伸
新しい取り組み公開はゴールデンウィークに!
お楽しみに!

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