From:臨床実習アドバイザー 齋藤 信
みなさん、こんにちは。
臨床実習アドバイザー齋藤信です。
先週に引き続き、今回も「臨床実習」がテーマの内容。
これまでの12日間、長々とお付き合いいただいていますが、残すところあと2回。
明日配信でひと段落。
ですが、変なバイザーの話をしたところで、そんな輩が減るわけではありません。
しかも、変だ!と思ってくれた方が増えても、すぐにどうにかできることではありません。
でも、それでも、僕は言い続けます。
「臨床実習こそ、最高の学び場である」
おそらく、最低5年。
10年はかかるでしょう。
2020年。東京オリンピックがあります。
世界中が日本に注目するなか、日本の療法士教育が世界一のクオリティだと胸を張って言いたいじゃないですか。
バイザーの個人的な二次感情のはけ口に学生さんを使ってどうするんですか!
そんな小さなことで、あなただけではなく、あなたの後に続く、将来を担う日本の療法士の顔に泥を塗るんですか?
だから、いつまでたっても「バイザー」なんです。
いいかげん、僕にあなたを「スーパーバイザー」と呼ばせてください。
そして、ともに臨床実習を変える志ある仲間に成っていただきたいと、切に願っております。
では改めまして……
新コラムシリーズ(全14回)!
「こんな臨床実習はイヤだ!」
僕や、臨床実習アドバイザーの面々が直接みたり、体験したり、学生さんから聞き出した実在する変なバイザーたち。
なぜ、そんな脳の機能と真逆なアプローチで臨床実習指導をしようとしているのか?
そんな謎を紐解いていくコラム。
今日の変なバイザーの行動です。
こんな臨床実習はイヤだ! 第十三回!
「君が泣くまで、フィードバックをやめない」
僕が紹介する最後の変なバイザー。
なんと、毎日のように学生さん泣かせているそうです。
勿論、フィードバックの素晴らしさに、感嘆からの驚嘆、感動のあまり涙無くしては学びにならない程……なわけないか。
そう、学生さんを泣かす奴。
僕もプレッシャーをかけすぎて泣かせたクチですが、だからこそ言えます。
どうせ泣かすなら、感動で泣かせなさいよ。
辛くて、苦しくて、もがいてもがいて、それでもどうにもならず、自分の不甲斐なさに泣くんです。
毎回、できない奴のレッテルを貼って、泣かせて仕方なくフィードバックが終わる?
それは、間違ってます。
出来ない奴が悪い?
違います。
できるように導くのが、リハビリセラピストの仕事です。
それが、患者さんか学生さんか、新人さんかの違いです。
療法士の資格を持っているからって、患者さんとは別?
違いますよ。
少なくとも、人生経験が少ない分、患者さんよりも弱いんです。
バイザーさん。勘違いするなよ。
バイザーが学生さんを成長させられないなら、価値はない!
言い切るのかって?
言い切ります。
僕も臨床実習指導で沢山試行錯誤をしてきたからこそ、言えます。
学生さんの全てを否定して終わるのなら、学生さんの記憶に残るのは辛い記憶だけ。
以前、楽しいことほど脳は覚えやすいと言いましたが、最後の記憶も強烈に残ります。
だからこそ、泣かして終わらせちゃイケナイんです。
よく「サンドイッチで叱れ」などと言いますが、まさにその通りなんです。
フィードバックするなら、良い客観的事実→良くない客観的事実→良い行動化の指導の順番です。
最初の小さな第一歩を伝え、それが翌日できることが大切なんです。
いつまでも、学生さんを泣かしてちゃダメです!
先ほど、二次感情って言いましたが、もしかして……
泣かせるまでフィードバックするバイザーは、先輩に泣かされてきたのかな?
その不満や悲しみをぶつけたいが為に、学生さんを怒っているんでしょうか??
だとしたら、完全にネガティブなスパイラル。
「悪循環」です。
もう、このへんで、悪い教育のネガティブスパイラルを断ち切りましょう!
ということで、今日の変なバイザーは、「復讐バイザー」でした。
ちょっとでも心当たりのある方は、気をつけてくださいね!
全ては、学生さんが次世代を担う療法士に成長するため!
そのためにも、今バイザーをしている僕らの世代が変わらなきゃ!
臨床実習は面倒な時間じゃない。
学生さんの未来を作る、奇跡の時間なんです!
そのためにも、僕は走り続けます。
みなさん、一緒に臨床実習を最高の学び場にしてきましょう!
臨床実習アドバイザー(TM) 齋藤 信
追伸
『志すことは必ず行わなければならない。行わざる志は空砲である。無駄花である』
こんな言葉を渋沢栄一氏が残しています。
あなたの今の気持ちを無駄にしないでください。
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